電池材料

LiB機能層用バインダー(水系)

用途
バッテリー関連
課題
安全 サステナビリティ

リチウムイオン電池の高容量化や車載用途への使用拡大に合わせ、電池への安全性向上への要求が拡大しております。安全性向上のため、セラミック粒子などからなる耐熱層をセパレーター、もしくは電極の表面にコートし、正極と負極の短絡を抑制する構造が実用化されております。
日本ゼオンは2003年に開発をスタートし、2005年に耐熱層用バインダーを上市、その後、市場拡大に伴い使用実績を広げています。

製品特長

優れたピール強度
セパレータもしくは電極表面上にコートされた耐熱層との界面の接着力を向上します。
熱収縮性抑制
電池の異常発熱時に耐熱層の形状維持によりセパレータの熱収縮を抑制します。
注液性向上
セパレータもしくは電極表面上への耐熱層の形成によって低下する電解液性を改善します。

想定用途

  • 電気自動車
  • 大型蓄電池
  • 携帯電話
  • 電動工具

品質試験

セパレータコート

セパレーターの薄膜化による電池の⾼容量化

セパレーター表面に収縮抑制性および電解液浸透性に優れた耐熱層を塗工し薄膜化に寄与します。

セパレーターへの密着性

セパレータへの密着性

セパレータへの接着性に優れたバインダーによって、良好な密着性を有する耐熱層の形成に寄与します。

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